似ているけど違う、介護事務管理士とケアクラーク
「介護事務管理士」と「ケアクラーク」、どのような違いがあるの？と疑問に思っている人は多いはず。
どちらとも介護保険に関する知識を得ていますし、介護に関する書類作成や管理、請求をすることが主な仕事となります。
しかし、この2つはまったく違う職種です。
どのような違いがあるのか、介護福祉関連の仕事に就こうと考えている方は把握しておくことをオススメします。
【介護に関して学ぶ範囲の違い】
介護事務管理士とケアクラークの大きな違いは、“介護に関して学ぶ範囲”です。
例えば、ケアクラークの試験内容は介護事務業務や介護保険制度のほかに、人間関係、社会福祉、介護技術・障害形態別介護技術、リハビリテーション、医学一般など事務意外にもさまざまな分野が入っています。
しかし、介護事務管理士の試験は、介護保険制度、介護報酬請求、介護請求事務といった介護事務に関連する内容しかありません。
これは大きな違いと言えます。
試験内容が大きく変わるため、ケアクラークは介護事務のほかにもさまざまな範囲を勉強しなければならないのです。
介護事務管理士は介護請求事務や介護保険制度について徹底的に、専門的に学ぶことになります。
【自分の目的によって選択肢が変わる】
介護事務管理士は専門的な知識・スキルでの介護事務をおこない、ケアクラークは介護を全般的に学ぶことからさまざまな職業に就く方がいらっしゃいます。
もちろん、ケアクラークとして働くこともできますが、看護師だったり、介護ヘルパーだったりとさまざまな分野を学ぶことができるため、いろんな介護福祉関連の仕事に活かすことができるのが特徴です。
もしあなたが介護事務専門で働きたいのであれば介護事務管理士がオススメですが、介護全般の知識が欲しい、介護の幅広い仕事に携わりたいのであればケアクラークがオススメです。